【場所】北海道・釧路周辺
【気温】 20℃前後
先日、北海道のローカル雑誌を読んでいたら釧路沖でシャチ(オルカともいう)の生息が確認されたとあった。これは釧路沖、つまり日本で野生のシャチを見れるということ。調査したのは関西の専門学校チーム(OCA大阪コミュニケーションアート)で、産学協同プロジェクトによるもの。
こういうニュースはワクワクする。北海道でシャチが見れるとは「実際に見たら、はたしてどんな感じだろう」という想像力が働く。私は以前根室の納沙布岬でゼニガタアザラシの調査に参加したことがあるのでそのイメージとシャチの感じを重ねて想像してみる。アザラシ調査の時は漁師が出す定置網漁船、アキアジ(シャケ)漁の船に乗っていた。あるときマンボウが取れたときがあったのだが、オホーツクの冷たい波の上で結構揺れつつもその巨大な、リアルな、マンボウに触れたくて触れたくてそっと近づいて触ったものである。
ヒタヒタと近寄り実際に触ったのだが、おっとりとした感じのマンボウはかなりのサメ肌。ワサビをするのにピッタリそうであった。そのマンボウは推定直径5mほどあったので船のクレーンでグイグイ引き揚げられて海に返されていた。なんともかわいそうだったが、重さはトン級なのでどうにもならない。
シャチもきっと重厚な感じそうだ。漆黒の肌に、叩くとピシャピシャと鳴る。その音は軽く響くも、重い物を叩いた時に感ずるあの重量感が残る。という感じだろうか。触れてみたい。
なお、調査していたゼニガタアザラシは少しワイルドである。私が調査する時は噛まれないように飛び乗って首の後ろを捕まえて動きを止めた。ゼニガタアザラシはまれに漁港にいることもあり、時々観光客が手を出して噛まれている。まぁ、可愛そうなお客さんだが、相手は野生動物なので油断していたほうが仕方がないという面もある。ゴマちゃんことゴマフアザラシとかタマちゃんことアゴヒゲアザラシ、クラカケアザラシ、ワモンアザラシ等はもう少しおとなしいらしい。なお、この5種類が日本の近海で見れる野生アザラシの種類である。ちなみに、「タマちゃーん」なんて呼んででいたアゴヒゲアザラシは軽く100KGを超える重さだ。近づいてきても「タマちゃん」と呼べるだろうか。いや私には無理である。タマ男と呼んで軽く逃げるつもりだ。
あと北海道沿岸や沖ではトド、ラッコ、オットセイだって見れるチャンスがある。近いうちシーカヤックで移動しながらそんな野生動物たちを眺めてみたい。北海道はなんて自然に恵まれた場所なんだろうと実感するだろう。今日私は私用で都会にいるのだが、気づいたらイルカ、シャチ、クジラ等について想像を膨らましながら町を歩いていた。我ながら優雅なものである。近い将来お客さんと一緒に「海洋の哺乳類(海獣)を見るエコツアーをしたいなぁ」なんて考えながら歩いてしまった。私はなんてお気楽な人間なんだろう。
カメラマンの星野道夫氏が「都会に住んでいても、どこかの海でクジラのような巨大な野生動物が生きていることを考えるのは嬉しいものである」作家の開高健氏が「私がキャッチ&リリースをした魚やその子孫がどこかの川で泳いでいることを考えることは、私と川が繋がっている気がする」みたいなことを書いていた。
言っときますが、お気楽なのは私だけではないのである。
【名前】きゅう(TNTガイド)
※下の写真は釧路近海です。
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